モンバサ共和評議会の議長の逮捕に伴う注意喚起〜大使館からの治安情報

以下のとおり、スポット情報を発出しますので、添付資料をご確認ください。

平成24年(2012年)10月16日
モンバサ共和評議会の議長の逮捕に伴う注意喚起

【概要】
ケニア警察は、10月15日、沿岸州クワレ県において、モンバサ共和評議会(MRC)議長の住居を急襲し、同議長を逮捕しました。今後、沿岸州において、MRCの報復攻撃が発生する可能性があります。注意喚起をお願いいたします。
 
以下安全に関するページもご確認ください。

【ケニア大使館ホームページ】
・在ケニア日本国大使館ホームページ
http://www.ke.emb-japan.go.jp/j-index.html
・在ケニア日本国大使館ホームページ → 領事安全情報
http://www.ke.emb-japan.go.jp/anzennew.html
・在ケニア日本国大使館ホームページ → 領事安全情報 → 安全情報
http://www.ke.emb-japan.go.jp/anzennew.html

【外務省海外安全ホームページ】
・外務省ホームページ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/
・外務省ホームページ→渡航関連情報(メニューバー)→海外安全対策「海外安全ホームページ」
http://www.anzen.mofa.go.jp/
・海外安全ホームページ→アフリカ(南側)(地図)→ケニア→感染・スポット・危険情報
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=100#header

平成24年10月16日
在ケニア日本国大使館
領事・警備班

Bebabebag Street Show(ストリートショー)決行!


Photo: Emma Nzioka

Bebabebagプロジェクトここ一番のクライマックスです。ナイロビの光景とジュアカリたちとともに作ってきた新しいバッグBebabebagを、ストリートに還す日です。「自宅からアートセンターの友人のところへ運ぶだけ」という理由から、特別な許可証を取らずに、モデル9人たちに素手と徒歩でこの巨大バッグを運んでもらいました。出発地はランガタ大通りにあるTモール。ゴールはハーリンガム地区にあるKuona Trustです。約7〜8キロの距離をみんなで2時間かけて行進しました。


Photo: Emma Nzioka

「警察のおとがめ、逮捕があったら厄介だな」という心配もなんのその(過去に「Self Select」や「Overall」「Kangaeru」では、怒られたり区長のオフィスに連行されたりした際に、市役所からの許可書が力を発揮してくれたのです)。作品が悪いのか、モデルが悪いのか、いやいやそんなことではなく、ナイロビの日常的風景がものスゴイので、一風変わった巨大バッグを持って歩いていても、いちゃもんをつける人は誰もいません。もともと同じサイズのシルエットが、普段からこの通りをゾロゾロ歩き回っている街なのです。


Photo: Naoko Sakuragi

さて特筆すべきは、すばらしく素敵なカメラマン2名が駆けつけてくれたことです。日本から写真撮影の仕事でケニアに滞在していたフォトグラファー桜木奈央子さん。そして、ナイロビ出身のファッション専門カメラマンかつケニア大手新聞Nationの記者でもあるエンマ・ンジオカさんです。ショーの写真はすべて2人が撮影してくれた写真を使用させていただいています。ぜひゆっくりと「Beba Beba(運べ、運べ)!」がいっぱいのストリートをお楽しみください。


Photo: Naoko Sakuragi


Photo: Naoko Sakuragi

2012年10月13日 西尾咲子

歩道橋を△△に。



前回の投稿で「条件を変換するアート」についてまとめた。
僕にとってケニアが面白いのは、そんなアートにも似た条件変換行為が、ごく日常的に行なわれているということ。

○○を△△に。
ケニア人に見られる条件変換の技術を、前回と同じように羅列してみる。
これは言い換えれば、僕にとってのインスピレーション源ということ。

路上を商店に
タイヤをサンダルに
レジ袋を雨よけに
線路脇を商店街に
渋滞の道路を商店街に
身体をお店に
ゴミを商品に
頭上を荷台に
乗り合いバスをディスコ風に
歯をハサミに
道ばたの植物を爪楊枝に
……

それぞれの具体的な紹介は別の機会に譲るか、僕たちのプロジェクトという形で改めてお見せできればと思う。

今回はひとつだけ、もっとも衝撃的だった条件変換について。

ナイロビで道路を渡るのは命がけで、横断歩道はほとんどないし、あってもほとんど機能していない。車の流れのわずかな隙を狙って道路を渡るから、いつもとても危険。
そういう意味では、

どんな道路も横断歩道に

というのも一つの条件変換と言えるかもしれない。
でも実際、交通事故も多いだろうし、これはあまり良くない例。

部屋にこもって仕事をすることが増えたから、散歩がてら家の近所を歩いていた時のこと。普段はついついケニア人を真似て危険な道路を渡っていたから、あっても利用したことのなかった歩道橋。今日は運動だからということで、歩道橋の階段を登りはじめた。上から眺める普段と異なる風景も楽しみに。

誰もいないけど、階段を登りはじめてすぐに異臭がした。「夜にホームレス?」という僕の推測より、「トイレ?」という妻の方がより的確だった。なるほど、公衆トイレが少ないから、みんなここで小便をしているのか、気持ち悪い、と思いながら、運動と道を渡る目的のために、階段を登り続けた。

階段を登り終わって通路にむけて体をひねった時に、衝撃が襲ってきた。
「小」ではなく「大」だったからである。それも一つや二つではない。数百とある。ナイロビにも放牧中の牛の群れがいたりして、大きな糞が道ばたに落ちていることは珍しくないけど、ここは、歩道橋の上。階段にもなくて、手すりというか塀に隠れて下から見えないところに大量にある人間の糞。座って用をたしている姿が妙にリアルに想像できてしまう。真ん中に一本、ぎりぎり歩けそうな幅が申し訳程度に確保されているのが何より人為的である。そんな配慮、まったく御免だ。渡れるはずがない。

予想だにしない普段と異なる風景をあとに、僕たちはそのまま階段を引き返すしかなかった。せっかく歩行者の安全のために作られた歩道橋をトイレにしてしまうのだから、これは本当に良くない例だし、ケニアの恥だし、大きな問題である。

これからの人生、歩道橋といえば、いつもこのことを思い出してしまいそうで悲しいが、その時の自分の反応「うわ!!えぇ〜!そういうことかぃ、うわ〜〜すごいなマジで」というような感覚は、一応大切にしておきたいと思う。

2012年10月12日 西尾美也

ケニアのリサイクル・アート展に向けて始動


西尾美也《人間の家[家]》2010 撮影:齋藤剛

2013年2月に、埼玉県北本市で「ケニアのリサイクル・アート展」を開催することになりました。北本では、古着のパッチワークで巨大な帆を作った《Overall》や、人が中に入ることのできる《人間の家》など、市民参加で古着をパッチワークして作る作品シリーズを、2009年から継続的に行なってきました。現在は、有志のメンバーによって古着のパッチワークをもう一度着られる服に作り替える「People's House」という活動が自主的に継続されています。服作りを学ぶ学生や地元の洋裁教室に通う方々などが、思い思いにパッチワークで服や小物を作っています。


西尾美也《People's House》2010

2013年2月には、恒例となりつつある「People's House」による展示販売会が予定されています。「ケニアのリサイクル・アート展」はその店舗内での特別展示として開催されるものです。モノの再利用という面では、ケニアのような途上国が最先端と言えるかもしれません。観光客向けのお土産として有名なものから、生活の必要に迫られて考案されたものまで、さまざまなリサイクル・アイテムを、これから西尾工作所ナイロビ支部ではリサーチしてみようと思っています。ケニアの人たちから古着を集めてパッチワークにし、仕立て屋に自由に服を作ってもらう「People's House」のケニア・バージョンも出展予定です。

展示の詳細は改めてお知らせいたしますが、北本の展示ではすべての商品を購入していただくことができます。当日のお楽しみとして全アイテムを紹介することはしませんが、今後、このブログで少しずつリサーチの様子を公開していきます。北本での発表後は本ウェブサイトWeb showにて、同タイトルのウェブ展覧会を発表予定です。

2012年10月11日 西尾美也

ステッカー装飾屋のオフィスを訪ねる



ナイロビを走るマタツと中型バスの窓や車体には、たくさんのステッカーが貼られています。ルート番号だったり、会社名だったり、格言めいたものだったり、模様だったり。これらのステッカーの色合いやフォント、装飾からは「自分らしく格好良くありたい」気合いのようなものや、マタツや中型バスが本来宿している「ルール破りで人間的な不良っぽさ」みたいなものが感じられます。



このステッカーのもつ雰囲気を「Bebabebag」の作品にもまとわせようと、今日はステッカー装飾屋のオフィスを訪ねて、ステッカーのデザインと注文をしてきました。ンガラ地区のいつもの制作現場あたりにあるビルの一室が、オフィス兼工房です。2畳ほどの小さな部屋には、大きな裁断機が2台と材料、デザインをする人が数名と、ビニールのカッティングシートをカッターナイフで仕上げる人が数名。それらは部屋におさまりきらず、外の廊下にはみだしています。



デザイナーは慣れた手でイラストレータのソフトを使いこなし、たくさんのフォントから「Bebabebag」に合うマタツらしい字体をいっしょに選んでくれます。50色以上の色見本から、お気に入りの色を選びます。かたわらでは青年たちが黙々と作業中。その真剣で忙しい働きぶりが気持ち良く、何より仕上がりが充分満足いくものです。

ンガラ地区からの帰り道、彼らのような職人が手がけたであろうステッカー装飾がどんどん目に飛び込んできて、ナイロビのストリートがまるで作品展のように楽しめました。

2012年10月9日 西尾咲子

Bebabebagの制作



今週はBebabebagの制作がピークを迎えました。

今回一番のコラボレーターであるミシン縫製職人のキアリエさんが大活躍を見せてくれました。これまでマタツのシートを縫い続けてきた経験があるので、「こうやれば上手くいく」という勘が働き、すべてを言わずともオーダーを汲み取っていきます。見たことも縫ったこともない不思議なパターンを縫うのを、そしてそれが形になったときを、誰よりも楽しんでいました。



キアリエさんと西尾美也が熱心に作業する場には、つぎつぎとジュアカリ職人達が集まってきます。「何を縫ってるんだ?」「次は何を縫うんだ?」「何色の布を足すんだ?」「ハサミはどこへいった?」「こうした方がいいんじゃないか?」と質問しながら、自然と手が出てきて、糸を切ったり素材を渡したり、作業に加わってきます。



その中には、2年前にも「Overall」ワークショップに毎日参加していたムトゥアさんの姿が。当時と同じように、興味津々の目で作業を観察し、できあがる一つ一つの形を驚きのため息をつきながら喜んでいます。

こうして順調にBebabebagが10体、完成しました。マタツのシート素材とそれを縫い続けてきた職人の腕。強力なナイロビらしさを詰め込んだバッグが、もうすぐストリートに登場します。

2012年10月4日 西尾咲子

キスマユ制圧に伴う報復テロ攻撃に対する注意喚起〜大使館からの治安情報

以下のとおり、スポット情報を発出しますので、添付資料をご確認ください。

平成24年(2012年)10月1日
キスマユ制圧に伴う報復テロ攻撃に対する注意喚起

【概要】
9月28日早朝、ケニア軍を中心とするアフリカ連合の部隊が、イスラム過激派「アル・シャバーブ」の最後の砦とされたソマリア南部の港町キスマユの主要地域を制圧しました。今後、アル・シャバーブが、ケニア国内においてテロ攻撃を活発化させ、報復テロ攻撃を起こす危険性が高まっています。特にナイロビ市内シティ・センターや教会周辺においては、最大限の警戒をお願いいたします。
 
以下安全に関するページもご確認ください。

【ケニア大使館ホームページ】
・在ケニア日本国大使館ホームページ
http://www.ke.emb-japan.go.jp/j-index.html
・在ケニア日本国大使館ホームページ → 領事安全情報
http://www.ke.emb-japan.go.jp/anzennew.html
・在ケニア日本国大使館ホームページ → 領事安全情報 → 安全情報
http://www.ke.emb-japan.go.jp/anzennew.html

【外務省海外安全ホームページ】
・外務省ホームページ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/
・外務省ホームページ→渡航関連情報(メニューバー)→海外安全対策「海外安全ホームページ」
http://www.anzen.mofa.go.jp/
・海外安全ホームページ→アフリカ(南側)(地図)→ケニア→感染・スポット・危険情報
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=100#header

平成24年10月1日
在ケニア日本国大使館
領事・警備班

ナイロビ市内MUTAIGA地区等におけるカージャック事件の発生について〜大使館からの治安情報

9月28日午後1時頃、ナイロビ市内MUTAIGA地区で、バイク1台に乗車した2人組によるカージャック事件が発生しました。被害車両がバンプを通過するため減速した際、バイクの2人組が突然現れ、拳銃を突きつけ脅し、車内に潜入し、道路脇に車両を誘導させ、金品を強奪して逃走しました。
なお、本件との関連性は不明ですが、バイクの2人組による強盗事件は昼夜間帯を問わずWESTLANDS、KILELESHWA、LAVINGTON、KILIMANIでも発生しており、主に女性歩行者(最近では男性歩行者や走行車両も襲撃している模様)を拳銃で脅し、金品を強奪しています。 
バンプの走行時は十分警戒する、又は他のルートを選んで走行するなど注意喚起をお願いいたします。また併せて、外出時は徒歩で出掛けることのないようお願いいたします。
 
平成24年9月29日
日本大使館
領事・警備班

テレビ局が取材にやってくる



今日は、ケニア主要テレビ局の一つであるK24局が「bebabebag」の取材にやってきました。おそらく、ンガラ地区マタツ修理工場群にテレビ取材クルーがアートを特集しようとやってくるのは2回目。前回は、2010年1月にKTN局とGBS局が「Overall」プロジェクトを撮影しにやってきたとき。「ンガラ地区でアート」というのが変だし、さらに「ケニアで超マイノリティの日本人」というのが、取材欲をかき立てるのかもしれません。

前回と同じく、大きいビデオカメラとレポーターのマイクが現れると、職人たちは照れたり緊張したり怒鳴ったり興奮したり隠れたり楽しそうだったりで、それぞれのさまざまな反応が渦巻き、作業場はちょっと乱れます。

それらをものともせず、自分たちのイメージどおりの絵を撮ろうと、レポーターとカメラマンはさまざまな要求を出してきます。「ここのお店の中でインタビューに答えて!」「この中からあそこへ歩いてみて!」「もう一度やり直し!」「メモ帳に書いてるフリをして!」「メンバー同士、相談し合ってるフリをして!」私たちのペースも乱れます。

テレビを通して私たちがやっていることが少し広まって繋がるべきところに繋がるかもしれないという淡い期待はさておき、周囲とのやり取りがぎこちなくなってしまうのと(たとえば、問屋でボラれても追及することができず…)、インタビューに即応しきれないもどかしさで、やっぱり気疲れしてしまった一日でした。

2012年9月28日 西尾咲子

材料の仕入れ&パターン制作



ンガラ地区のマタツ修理工場群にある細い路地の奥に、布地問屋が数件ほど並んでいます。そこでは、座席カバーに使われているお馴染みの布地や縁取り用パイプなどが、所狭しと置かれています。ここではBebabebagのための色とりどりの布地とパイプを買いました。

市内中心部ダウンタウンのAccra通りとLuthuli通りの間にある狭いストリートには、大量のさまざまな一般用布地を売るお店がたくさん並んでいます。ここではジッパーを購入しました。



材料の仕入れと並行して、アトリエではパターン制作も行なわれています。これまでにさまざまな大きなモノを運搬する人の姿を撮影した写真から、パターンをおこしてゆきます。

町を移動する大きなモノと、人や物を運んできた座席シートが、まったく異なる文脈で出会って混ざり、ストリートで不思議な行進をおこなうための第一段階。着々と進んでいます。

2012年9月21日 西尾咲子


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