路上のギタリスト

西尾工作所ナイロビ支部では、日頃から複数のリサーチとプロジェクトを同時に進めています。この日は、あるプロジェクトの材料となる「古着を購入する」という目的で、マーケットに行きました。

Omondiと上手く連絡がとれず、結局一人で広いマーケット内を散策することになったのですが、忘れてならないのは、ここはナイロビということ。治安はそんなによくありません。しかも観光客なんか行かないようなマーケットです。けっして一人で街を歩いてはいけないというガイドブックや大使館からの注意が聞こえてきます。

別の目的で来たということと、そんなふうにわりと大きな不安を抱えていたものですから、彼にでくわした時の感動はひとしおでした。

路上のギタリストです。



ギターとハーモニカで和やかに音楽を奏でています。耳で聞いて安心します。一方、「リサイクル・アイテムを探す」という課題も別に持っていた僕には、強烈なイメージとしてそれは目に入ってきました。

ポリタンクや端材、ロープ、瓶の蓋などどこにでもあるような材料でギターが作られているのです。しかもご覧の通り、かなりかっこいい。洗濯ロープの弦をはじくとちゃんといいかんじの音がでるし、足でリズムをとると指にひっかけたロープの先についた瓶の蓋が音を奏でます。

人の創意工夫に感動するかどうかというのは、受け手のその時の条件に大きく左右されるのだと思います。路上のギタリストはこの日の僕には大ヒットで、ナイロビではじめてチップを渡したくらいです。

※西尾工作所ナイロビ支部が企画協力する「ケニアのリサイクル・アート展」は、埼玉県北本市のナヤノギャラリーで、2月23日(土)・24日(日)開催です。
http://kitaminlabo.com/info/atelierhouse-open/

2013年2月13日 西尾美也

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