レジ袋とロープのサッカーボール



ケニアのリサイクル・アートについて少しリサーチを重ねたところで、他に何かリサイクル・アイテムのアイデアがないか、ケニア人のオモンディに聞いてみました。

「(オモンディが生まれ育った)キベラ(スラム)ではたいていのものがリサイクルだが……」と、彼にはリサイクルということが当たり前すぎて、どんなものを僕が面白がっているのか、すぐには検討がつかない様子。

でも、「例えばこんなのか?」と言って出てくる項目のすべてが、僕を満足させるものでした。

「父親が電気工事士だったので、小さい頃はよくケーブルで動物を作った」
「母親がテイラーだったので、小さい頃はよくハンガーの針金で車を作った」
「子どもの頃と言えばよくサッカーボールを作った」
「ブリキ缶で車を作った」「廃タイヤで転がして遊ぶオモチャを作った」
「底に穴が空いた鍋を修理することだってある」

しかも、材料さえあれば今でも簡単に作れると言います。

本物が安く手に入りやすくなって今の子どもたちはあまり作っていないけど、昔は誰もが作り方を知っていて、一週間に一つは作っていたというサッカーボール。
今回はそれを実際に制作してもらうことにしました。

材料はレジ袋とロープだけ。なんとも素早く慣れた手つきで作っていきます。体育会系のオモンディですが、僕以上に器用かも。「まさか大人になってこれを作るとは……」と言いながら、オモンディは制作を楽しんでいます。

丸めてぎゅうぎゅうに詰めたレジ袋をロープで編んでいくだけのとてもシンプルなボール。みんなこれを裸足で蹴っていたかと思うとけっこう固いのですが、それだけ十分な蹴り心地があります。飾るとオブジェのようにもなってかわいいです。



※西尾工作所ナイロビ支部が企画協力する「ケニアのリサイクル・アート展」は、埼玉県北本市のナヤノギャラリーで、2月23日(土)・24日(日)開催です。
http://kitaminlabo.com/info/atelierhouse-open/

2013年2月9日 西尾美也

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