ケニアの教科書にみつけるリサイクル・アイテム!?

ケニアの初等教育で使われる美術・音楽用の教科書を見て驚いたことがあります。日本では小学校でも中学校でも画材道具を一式購入してから描くことが当たり前だったので考えたこともありませんでしたが、ここケニアでは、その絵を描くための筆の作り方から掲載されているのです。もちろんこれはケニアの貧しさの問題と関係していますが、それを哀れむという反応ではなくて、なんてクリエイティブなんだろうと、驚いたわけです。



教科書に記された手順は下記の通り。
a) 細い枝木を準備しましょう
b) ナイフで枝木の形を整えましょう
c) 枝木の端の方に溝を作りましょう
d) サイザル(植物)の繊維を準備しましょう
e) 溝のまわりに繊維をしっかりと結びつけましょう
f) 図のように繊維を折り曲げて結び、毛先を整えましょう
注意:枯れ木は使わないこと。中には有毒な木もあります。

しかも、紹介されている作り方は一種類だけではありません。
上記のサイザルを使った筆の他には、例えば、「枝の先がやわらかくなるまで噛みましょう」なんていうのもあります。



ケニアのリサイクル・アイテムをリサーチするようになって改めて教科書をみなおすと、他にも発見がありました。楽器のページです。瓶の蓋と枝で構成された楽器のイラスト。見ただけで振りたくなります。瓶の蓋どうしがぶつかってカシャカシャいう音がなるのが実際に聞こえるようにクリアにイメージできます。

教科書には「先生が作り方を教えてくれるでしょう」とあります。
こんなふうにケニアでは、道具や楽器は自分で作るもの、ということが自然と教えられているようです。

※西尾工作所ナイロビ支部が企画協力する「ケニアのリサイクル・アート展」は、埼玉県北本市のナヤノギャラリーで、2月23日(土)・24日(日)開催です。

2013年1月11日 西尾美也

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